-
【Lesson】飛ばし屋女子プロに学ぶ“アッパーブローが肝心”。プロコーチ「森守洋」ヘッドコーチが解説!「葭葉ルミ」編Part 3。
投稿日 2018年4月23日 19:25:06 (レッスン)
- オーバースイングにならない高い手の位置に注目!クラブヘッドは上を向いている。
- ヒザが流れたり、割れたりしない下半身の粘りが大事。
- インパクト後もまだ頭が同じ位置をキープ。
- 変わらないヒザの間隔が安定感のヒミツ。
-
飛距離アップに効果的な「マン振り素振り」。実は力の入れ方にコツがある!? プロの教えを実際に試してみた
-
ダウンブローの打ち方とコツがわかる練習法5選【編集長特選】
-
ストロークのタイプでパターの「重量」や「バランス」の“正解”も変わる! 振り子なら“重量”重め、「オートマチック」に振るなら“バランス”重めが合う!【パッティング専門コーチが解説】
-
スウィングの初動はどこから? 手から、それとも体全体で?【西村至央のショートゲームから作るスウィングの基礎#5】
-
ベストシーズンの春到来。冬もラウンドしていたゴルファーは「振り過ぎ」に注意!?【100切り】
-
「そのフィニッシュ間違ってます」バランスのいい大きなフィニッシュができるスウィングを解説
-
花道からのランニングアプローチ、ウェッジで打つコツは? プロがイラストを交えて解説
-
短い距離からコツコツと……。体を使ったアプローチがおすすめなワケ!【パターマットでアプローチ家錬①】
-
逆目&ピン近のアプローチは、強くインパクトして飛ばさない“引きワザ”がオススメ!【パターマットでアプローチ家錬②】
-
「左の壁」って意識する? ビギナーが覚えたい、軸足キープの第一歩
-
上体、腕、グリップなど、いろいろなところに現れる”力み”を撃退したい! ためになるレッスン記事5選【編集長特選】
-
パターのネック形状は大きく分けて4種。それぞれどんなゴルファーに合うか、タイプ別に紹介!【パッティング専門コーチが解説】
-
右手を正しく使える「ティーアップドリル」!【西村至央のショートゲームから作るスウィングの基礎 #2】
-
シンプルに「プラスマイナス1番手」とはいかない!? 打ち上げ、打ち下ろしで気を付けるべきこととは?【100切り】
-
現在フェデックスランク1位のラドビッグ・アバーグ!ドライバースウィングを後方アングルからAIで分析
-
ハンドファーストインパクトを実現するための「必須条件」とは? プロがイラストを交えて解説
-
大慣性モーメントドライバーで左へのミスが急増⁉︎ 右を向いて引っかえるイメージで打つのがいい!【左真っすぐを退治しよう!①】
-
“フリスビー”をうまく投げれたら、大慣性モーメントヘッドは攻略できる!【左真っすぐを退治しよう②】
-
ホブランの飛距離が15ヤードも伸びた!? 飛距離アップの動作「ダブルポンプ」を実際に試してみた
-
ベテランシングルが考える“不調から脱する”ための方法。「アドレスを整える」とは?【参上! ゴルファー応援隊】
-
もう大叩きのミスはしない! 覚えておきたい“トラブルショット”!【編集長特選】
-
パットの距離感を合わせたいならJ・スピースも実践する“あの方法”が効果的!【パッティング専門コーチが解説】
-
「飛距離アップの要素がいっぱいの練習法」
【小池丈晴の「いつでも、まっすぐ250ヤード!」#12】
-
100切りを目指すならフェアウェイウッド、ユーティリティは「3番ウッド以外」どんどん使うべき! その理由とは?【100切り】
-
フォローでビュッと音出せる? クラブの振り抜きが良くなる素振りを解説
-
いいこと尽くしの直ドラショット。そのコツと、冬に威力を発揮する理由とは?【岩井ツインズも実践した、直ドラショット①】
-
絶対にダフらない直ドラショットのコツ。それは、”フェースの向き”がポイント!【岩井ツインズも実践した、直ドラショット②】
-
ゴルフスウィングってどのくらい体を回せばいいの? ビギナーの疑問を解説!
-
パットのストロークの軌道は「右手のグリップ」で3タイプに分かれる!? タイプ判別法&まっすぐ打つための修正法を実際に試してみた
-
1日5回×3セットで上達するシャドースウィングと素振りを解説【謎キャラコーチ『わきゅう』の気になる話♯99】
今回は「ここぞ! の時に飛ばしたい!」がテーマ。
そこで、女子プロの中でも飛ばしが得意な2人に、ここぞ! の時にアマチュアにオススメしたい飛ばしの秘訣をレッスンしてもらい、プロコーチの森守洋が解説。
アッパーが飛ぶってわかっているのに
プロコーチ森 守洋(もり・もりひろ)
1977年2月27日生まれ。静岡県出身。4年間、米国でゴルフに打ち込み、帰国後は陳清波プロに師事し、2002年よりレッスン活動を開始。現在では、原江里菜をはじめとした日本女子ツアーのシード選手などのプロコーチとしても活躍中。
ロフトを増やさずアッパーに打つ。
ドライバーはアッパー軌道で打つと、アマチュアの場合、からだが右に傾きすぎてしまい、インパクトでフェースが開きます。そうすると、フェースが右を向くだけでなく、リリースが早いので上にも向きやすく、実際のロフト以上にフェースが寝てしまうため、芯に当たらず、当たっても右に右に曲がるか、上がり過ぎて飛ばなくなってしまうのです。これはアマチュアの方が勘違いしている、偽のアッパーなのです。
女子プロのアッパーはヘッドの軌道に対してクラブのロフトが変わらないでヘッドがフォローへと抜けていきます。体が右に傾きすぎずに、アッパー軌道でボールをとらえた時、フェースが必要以上に上向きにならないので普段以上の飛距離を発揮できます。さらにエネルギー効率も良くなるので、ミート率の向上にも繋がり、さらなる飛距離を期待できるでしょう。イメージ的には、右に傾きすぎず、ロフトをそのままにしながら打っているのです。
これが正しいアッパーです
左図)アマチュアはフェースを開いてアッパーに打つので、ヘッド軌道と一緒にロフト角も上向きになっていく。これだとフェースが開いてインパクトしてしまうので、右に行きやすくなる。
右図)イラストのように、黄色い線のヘッド軌道はインパクトからフォローに向けて徐々に上がっていくが、インパクト手前からフォローまでロフト角が変わらない。このイメージを持つことが大切。
Part3. 「葭葉ルミ」編
▲ドライビングディスタンス飛ばしの女王は安定の1位!
素早く上げて、ダウンスイングに勢いをつけるだけで飛距離アップは間違いなしだけど、さらなる飛距離アップを目指す人にはコレ!
▲葭葉のドライバーのティアップは、他の選手と比べると明らかに高め。構えた時にヘッドからボールが飛び出ていて、ヘッドが下から入りやすい軌道を自ら作っている。
トップから、自分の右側にお大きな半円を描くように。
素早く上げた勢いで、体がググッと捻れるのを体感できたら、そこからヘッドで半弧を描くように下ろしてくる。このイメージを持つと持たないでは、アッパー軌道に大きな違いをもたらす。
体の捻れが浅いと、ヘッドは大きな弧を描けず、上から極端に下りて来るしかなくなってしまう。そうならない為にも体をしっかり捻れさすことは大切。
捻れを利用して、ヘッドを大きく動かす。
前回のヘッドを素早く上げるのは、トップで体を大きく捻れさせるためだったのです。ヘッドを上から叩きつけるような軌道では、絶対にアッパーに打つことは出来ません。バックスイングを素早く上げることで、体の捻れを最大限に利用します。体が捻れるとトップからヘッドをタテではなく横に大きく動かす力を利用することができるので、ダウンスイングで大きな半弧を描けるようになるのです。そうすることで、インパクトでボールの下からヘッドが来て、自然とアッパー軌道のスイングができるようになります。ただ、トップでの捻れや、半弧を描く意識を持ちすぎると、逆に体がリキんでしまいがちなので、まずは、バックスイングでヘッドを素早く上げるように実践してみてください。それだけで、ここぞ!という時に大きな飛距離を発揮することができますよ。
あおらずにアッパー軌道で打てるから飛距離が伸びる。
▲ロフトを大きく変えるのがアッパーではなく、軌道をアッパーにすることが大事。
葭葉ルミ(富士住建)
1993年3月12日生まれ(24歳)16年に「ニッポンハムレディスクラシック」でレギュラツアー初優勝。昨年の全米女子オープンでは平均飛距離で全米1位になり、自他共に認める飛距離クイーンに。今年もドライビングディスタンス約259ヤードで1位を快走中。
ゴルフトゥデイ最新号では、上達への近道レッスン情報が満載。今月号は「ここぞ!の時に飛ばしたい!」がテーマ。
まだまだ沢山本誌で連載中。
より詳しいレッスン情報はゴルフトゥデイをチェック!!
これであなたも80台が狙えますよ。
Source: GOLFTODAY レッスン
最新情報