【ライン出しショット】って何？

【ライン出しショット】って何？
投稿日 2020年8月26日 11:11:01 （レッスン）

皆さん、「ライン出しショット」ってどうやって打つか説明できますか？。
ライン出しショットとフルショットの違いって何でしょう。
打ち方の違いってあるのでしょうか？
そんなことで、今日は「ライン出しショット」について考えてみたいと思います。

【ライン出しショット】って何？

この松山プロの画像を見てください。
明らかにこれはフルショットの画像ではありません。
ライン出しを意識して打っているショットだと、伝わってきませんか。
このラインに打ちだすぞ！という、高い意識が感じられます。

最近、スマホのジンバルを持って、撮影しながらラウンドする機会が増えました。
練習場とゴルフ場とのスイングの違いにあきれるばかりなのですが、何が違うのかなとよくよく考えてみました。

練習場は、ゴルフスイングを練習しに行く場所であり、コースは結果を出す場所であるということですかね。
なので、練習場に行くと理想のスイングを身に着けよう。
悪い癖を修正しようとスイングしているのに対し、コースに行くと「曲げたくない」「ラインを出したい」ということに集中します。
その結果が、練習場とコースのスイングの違いになって表れるのですね。

自分自身、コースに行くとドライバーのティショットは、綺麗にフィニッシュまで振り切って、楽にスイングしようと考えます。
しかしセカンドショット以降は、しっかりフォロー迄回転しようとは思うのですが、フィニッシュまで振り切ろうという意識にはなっていないですね。

フルスイングとライン出しショットの違い

フルスイングは、飛距離を出すことを優先するショットです。
主にティーショットなどに使用します。
特にドライバーなどは、フィニッシュまで振り切らないと、かえって球が曲がってしまいます。

反対にセカンドショットやアプローチなど、ピンを狙って打つショットは、プロはフルショットはしません。
アドレスしたとおりに、出玉が出ていくように集中します。
特にフェイスコントロールとよく聞きますが、クラブのフェイスがどのようにボールとインパクトをするかに、集中するのです。
なので、スピン量のコントロールと合わせて、弾道も抑えて打つのです。

上の写真でもわかるように、フォローでクラブのフェイスが立っています。
この打ちだし方向まで、クラブフェイスがローテーションして、テゥーが上を向くまで回転しないと、ラインは出ません。
アマチュアに多い、インパクトで当てて終わりのショットだと、フェイスのコントロールが出来ないのです。

手首を使い過ぎて、フォローで背中側にクラブのテゥーが返ってしまう人も、ラインが出ません。
引っかけやチーピンになってしまいます。
又、前傾が起き上がってしまい、キープできない人も、結果的に起き上がる分だけクラブフェイスが左を向くので、ラインが出せないことになります。

ライン出しショットは、そんなミスを絶対にしないぞ！。という基本のショットなのです。
起き上がらない。顔を上げない。体の回転で打つ。など自分に言い聞かせたショットなのです。

クオーターショットとライン出しショットの違い

クオーターショットとライン出しショットって、同じように見えますが、何が違うのでしょうか。
まず、アイアンやウエッジのフルショットは、ドライバーのフルショットとは違います。
ドライバーのフルショットが100％のフルショットに対して、アイアンのフルショットは80％程度と言われています。
ドライバーと同じように100％で振っていると、いつになっても思ったところに飛んでいきません。

スコアを良くする為には、ショット力を上げるしかありません。
その為には、方向性を重視した、再現性を重視したスイングを身に付ける必要があるのです。
それを身に付ける為の練習が、クオーター（3/4）ショットであり、ハーフショット（1/2）なのです。
これは、スイングの振り幅を小さくして、同じリズムで力を抜いて打つ練習なのです。

いうなれば、スイングの精度を安定させる練習なのです。
ライン出しショットは、更に高い精度を求めた打ち方と言っても良いでしょう。
クオーターショットやハーフショットの、繰り返しの練習の中で、どうやったらショットの精度が上がるのか。
どんなミスが出やすいのかを練習を通して、学習する必要があるのです。

ライン出しショットとは、そんな反復練習を通して身に付いた、ミスをしないで狙っていける打ち方と言っていいでしょう。
精度を優先しているので、飛距離も当然落ちます。
いつもの距離とは違うので、その点も練習して身に付けて覚えていないと出来ません。

クオーターショットやハーフショットは、フルショットの引き算ではなく、ゆるめたショットではないということです。
逆に、クオーターショットやハーフショットの延長線上にあるのが、フルショットなのです。
なので、ハーフショットやクオーターショットが上手く出来ないと、フルショットが上手く打てないのです。

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